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入試分析(大阪大学)

入試分析(大阪大学)

大阪大学の英語

 試験時間
90分(文学部は105分、外国語学部は120分)

 問題構成
4問構成(外国語学部は5問構成)
第1問 英文和訳問題
第2問 英文総合問題
第3問 自由英作文問題
第4問 英作文問題
第5問 リスニング問題(外国部学部のみ)

 傾向と対策
第1問は2題構成。それぞれ、70〜130語程度の英文を読んで、50語程度の下線部を和訳する問題。 高い語彙力と構文を正確に把握する力とが求められる。

第2問は500〜600語程度の英文を読んで、6〜7問の小問に答える形式。問題は内容説明問題、下線部和訳問題、語句補充問題などから構成されている。 指示語の内容を明示させる問題は頻出。

第3問は与えられたテーマについて70語程度の英文で自由に記述する問題。 (2013年度は「タイムマシーンの使用」、2012年度は「今まで最も誇りに思ったこと」がテーマ。)

第4問は2題構成。2題中1題は文学部と他学部とで問題が異なっている。 大学受験の英作文は英借文と心得て、基本例文を暗記した上で、学校や塾の先生の添削指導を受けることが望ましい。

大阪大学の数学(文系学部)

 試験時間
90分

 問題構成
3問構成(全問記述式)

 傾向と対策
微分法・積分法、整数問題、数列、確率が頻出。 解答形式は全問記述式で、証明問題や図示問題も出題される。 大問ごとの配点率が明示されており、大問ごとの配点に大きな偏りは見られない(例年各大問30〜35%)。

証明問題は、ほぼ毎年出題されている。 教科書に載っている公式の証明が出題されることもある(「点と直線の距離の公式の証明」・2013年度)。 公式をただ丸暗記するのではなく、知識の本質的な理解が必要となる。

融合問題も多く出題される。 特定単元にとらわれず、様々な視点から問題を捉えることが大切。 公式や定理など、単元の枠にとらわれず様々な場面で使えるように、根本から理解しておきたい。

大阪大学の数学(理系学部)

 試験時間
150分

 問題構成
5問構成(全問記述式)

 傾向と対策
確率、微分法・積分法、数列、整数問題、極限が頻出。 大問ごとの配点率が明示されており、各大問が20%ずつの均等な配点になっている。 複雑な過程を要する難問が多いため、時間配分と問題を解く順序を意識しておくこと。

ほぼ毎年、証明問題が出題されている。 難解な手順を踏む問題が多く、非常に高い思考力と計算力を必要とする。 融合問題が多く出題されるため、典型問題とその解法の手順を本質から理解し、その運用方法を定着させておくこと。

教科書に載っている公式の証明(「三角関数の極限の公式」・2013年度)が出題されることもある。 なぜその公式が成り立つのか、基礎から理解した上で利用できるようになっておきたい。

大阪大学の国語(文学部)

 試験時間
120分

 問題構成
4問構成
第1問 評論
第2問 小説(または随筆)
第3問 古文
第4問 漢文

 傾向と対策
第1問は評論で、設問数は例年5問。問1は漢字の書き取り問題で、問2〜5では傍線部の内容説明問題や、文章全体の論旨に関わる問題が出題される。 字数制限が設けられることはほとんどないため、必要な情報を見極める力が必要となる。

「わかりやすく説明しなさい」という指定がある問題も多く、内容に対する正確な理解力と、それをかみ砕いて説明する要約力・表現力が要求される。

第2問は小説で、設問数は例年5問。 心情に関する問題や、行動の理由を考える問題、表現の効果や、物に仮託された心理を説明する問題などが出題される。 「考えを述べなさい」という要求もあり、高いレベルの読解力が必要となる。

第3問は古文で、設問数は例年5問。 出典は中古の文章であることが多い。 現代語訳や、文法的説明の問題、指示語に関する問題、和歌の修辞技法に関する問題などが出題される。 正確な解釈を行うためにも、文法知識や修辞技法などを確実に理解しておきたい。

第4問は漢文で、設問数は例年5問。 書き下し、現代語訳、返り点を打つ問題、漢字の用法に関する問題、内容説明問題などが出題される。 句法や重要語句を確実に身につけておくことはもちろん、中国の思想や文化などを理解しておきたい。

大阪大学の国語(文学部以外)

 試験時間
90分

 問題構成
3問構成
第1問 評論
第2問 評論
第3問 古文

 傾向と対策
第1問は評論で、設問数は例年4問。空所補充問題などが選択式で、理由説明問題などが字数制限つきの記述式で出題される。 指定字数は25字から150字と幅が広く、内容を適切に要約する必要があるため、普段から様々な記述問題に触れておくことが大切。

第2問も評論が出題され、設問数は例年5問。 漢字問題や、内容説明問題、文章全体の主旨に関する問題が出題される。 記述式と選択式で構成されているが、2013年度のように全て記述式で構成されている場合もある。 形式に左右されない、確固たる読解力が必要。

第3問は古文で、設問数は例年5問。 ほとんどが記述式であるが、選択式の問題が出題されることもある。 語彙、現代語訳、和歌の解釈などの問題が出題される。 重要古語と文法知識、和歌の修辞技法を正確に理解しておきたい。

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