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小論文の書き方A 敵を知る

小論文の書き方A 小論文で問われること

第1回は小論文試験に臨む上での基本姿勢について説明しました。 今回は敵を知る、つまり、実際の入試問題ではどのようなことが問われるのかを見ていきたいと思います。

 

どのような力が求められるのか

小論文で評価される力は出題者(読み手)と対話する力、つまりコミュニケーション能力です。 具体的には、@そもそも何が問われているのかを理解する力・課題文を読解する力、A対象を分析し、自分自身の意見・考えを理由・根拠と共に他者に主張する力、B論理的に文章を構成する力、です。

どのようなパターンで出題されるのか

小論文の試験はおおむね以下の4つの形のどれかで出題されます。 自分が受験する大学の出題形式はどれに当てはまるのか、過去問や入試要綱でチェックしてみましょう。


与えられたテーマについて自分の考えを論述するタイプ。具体的にテーマを絞ることが必要。


課題文に対する自分の立場、自分の考えを論述するタイプ。要約が求められることも。


グラフ、表、図、写真、絵などを読み取って自分が考えたことについて論述するタイプ。


自己紹介や自分の経験を書かせるタイプも。漫然と書いていくのではなく、論点の整理が必要。

どのようなテーマが出題されるのか

自分が受験する大学・学部ではどのようなテーマが出題されるのか把握し、そのテーマについて日頃から知識を深めておくことが大切です。 試験直前でも焦らずに、この努力を怠らないようにしましょう。 学部別の出題傾向は以下の通りです。

「一般的なテーマ」は基礎知識、「時事的なテーマ」はいま私たちが直面している問題です。

小論文出題テーマ一覧表

まとめ

まずは敵を知ること=受験する大学の出題傾向を把握することが大切です。 とはいえ、上記のテーマは私たちの暮らしの中で重要な問題ばかり。 様々な領域についての知識を深め、何が問題になっているのか、そして、何があなたにできるのかを考えてみましょう。

 

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