
兵庫県公立高校入試制度
2015年度からの兵庫県公立高校入試制度を紹介しています。
入試制度の概要
2015年度入試からは、全ての学区で複数志願制度がとられます。
これは第一志望校だけではなく、第二志望校でも、合否を判定してもらえる制度。
入試の合否は、内申点250点、学力検査点250点の合計500点で判定され、第一志望校の判定においては、一定の加算点が加えられます。
内申点について
内申点は中学3年生の1学期と2学期の成績から算出されます。
構成は主要5教科(国語、数学、英語、社会、理科)が100点満点、実技4教科(技術家庭科、保健体育、美術、音楽)が150点満点です。
主要5教科は、5段階評価での点数に4をかけた点数、実技4教科は5段階評価での点数に7.5をかけた点数が内申点になります。
内申点では、実技4教科が大きな割合を占めています。
学力検査点について
学力検査は国語、数学、英語、社会、理科の5科目。
(英語はリスニングを含む。)
各科目100点満点で、合計500点満点です。
この点数を0.5倍換算した250点満点で合否は判定されます。
このため、第1志望校の判定で加えられる加算点1点は、学力検査点での2点に値することになります。
兵庫太郎くんの場合
兵庫太郎くんの場合で考えてみましょう。
太郎くんの学校での成績は、主要5教科がオール4、実技4教科がオール3です。
これを入試での内申点に換算すると、
170点という点数になります。
もし主要5教科の成績と実技4教科の成績が逆で、主要5教科がオール3、実技4教科がオール4であれば、
180点という点数になります。
いかに実技4教科が重要かが分かります。
そして学力検査での点数が、各教科80点だったとすると、
200点が太郎くんの学力検査点になります。
よって太郎くんの合計点は、
この点数で太郎くんの点数です。
そして、第1志望の判定においては、この点数に加算点20〜30点が加えられた点数で他の受験者と競うことになります。
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正確な情報は、兵庫県教育委員会公式サイトよりご確認ください。